NanoMaRi

GREETINGごあいさつ

金沢大学が切り拓く
ナノテクノロジーの未来

ナノマテリアル研究所 所長
水野 元博

金沢大学は、2015年4月1日に「新学術創成研究機構」を設置し、学問分野融合型研究を推進してきました。
この流れの一環として2018年8月に設置したのが「ナノマテリアル研究所」です。
幅広いナノテクノロジー分野の中でも、金沢大学が優位性を持つ超分子化学、材料科学、ナノ計測学、数理計算科学などの技術・研究を集約し、若手研究者を中心とした優れたリーダーのもと複数のグループを組織し、統合的なアプローチで次世代の材料・デバイスの開発を推進します。

ナノマテリアル研究所の大きな特徴は、国の研究機関や海外の著名研究者と協力・連携するとともにフォーミュレーション・エンジニアリングの手法を活用し、実験室レベルの結果を実用レベルにスケールアップする製造技術開発を推進していく点にあります。

今後、本研究所が新規材料の研究開発と製造技術のブレイクスルーを実現し、社会に新しい価値やサービスを生み出していくことを期待しています。

金沢大学は、同じく「ナノ」を冠した研究組織として、文部科学省のWPIプログラムによって設立された「ナノ生命科学研究所」を有しています。マテリアルとライフサイエンスを2本の柱とし、将来的には大学全体でナノ分野の世界水準の研究拠点を形成していきたいと考えています。
今後とも皆さまのご協力とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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